わんちゃんってこんなにおみず飲みますか!?

【子犬】アジソン病の疑いと検査【多飲多尿】

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多飲多尿のポメラニアンてまりと一緒に

副腎皮質機能低下症(アジソン病)の検査を

受けてきました!

検査内容や今後について詳しくまとめていきます。

 

 

セカンドオピニオンの結果

 

てまりは、かかりつけ病院にて

ACTH刺激試験を受け

クッシング症候群だろうと診断されました。

ですが、投薬治療を開始する前に一度

内分泌専門の先生のご意見を聞きたかったので

我々はセカンドオピニオンを希望しました。

 

これまでに受けた各種検査結果と、

個人的に記録していた

生後2ヶ月〜現在までの飲水量の推移表を

持参して、先生の見解を伺いました。

 

↓ちなみに直近の推移はこんな感じです↓ 

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その結果、

前回のACTH刺激試験の結果のみで

クッシングだとは確信しづらい、

投薬を始める前にもう少し

詳しい検査をしてみても良いかもしれない、

というご意見をいただきました。

 

私たち夫婦も、前回の結果だけを見て

生涯にわたる投薬を開始するのは怖いと

感じていたので、ホッとしました。

 

いつもの病院では実施が難しい検査ですが、

現在の体の状態をより詳しく調べるために

セカンドオピニオンで受診した医院で

内因性(血漿)ACTH濃度を測定することになりました。

 

内因性(血漿)ACTH濃度測定

どんな検査?

 

血液中のACTH(副腎皮質刺激ホルモン)の濃度を調べる検査です。

 

基本的には院内で採血し、

その後は外部機関委託する検査となります。

しかし、検査の性質上、

採血後の血液(血漿)の取扱いが

特殊な検査になっていますので

対応可能な病院が限られてしまいます。

 

ホルモン量は時間帯で変動するため、

朝一番の採血が理想とされています。

また、今回も12時間絶食が望ましいので

朝食を抜く必要がありました。

 

今回は観察時間の不要な検査なので

てまりをお預けする必要もなく、

一緒に帰ることができました。

 

検査結果

 

数日〜1週間程度で検査結果が医師の元に届きます。

ご連絡を受けて、結果を聞きに病院へ...

 

結果は49pg/ml

かなり高いのだそうです。

 

血液検査で低Naを示し、

内因性ACTHが高いのは

アジソン病でよく見られる傾向です。

 

進行した状態のアジソン病であれば

前回のコルチゾール値も高くはならないはずです。

 

しかし、てまりの場合

生後2ヶ月からものすごい量の多飲多尿ですが

それ以外は本当に元気いっぱいですし、

副腎に異常が起こり始めている段階なのではないか

とのことでした。

まだ機能している部分が多く残っているので

ACTH刺激試験にも反応があったのかもしれません。

 

アジソン病は若齢でも突発的に起こることが

報告されている病気なので、

ますます疑いが強くなりました。

 

今後について

 

セカンドオピニオンでの専門医の意見や、

検査結果や月齢、てまりの体調面から

複合的に考えた結果、

アジソン病の疑いが強い

ことがわかりました。

 

もちろん数値のみで判断するならば、

前回のクッシング症候群の可能性も

否定しきれません。

 

可能性を1つずつ消していくために、

まずはアジソン病の治療薬を

低用量で試験的に投与していくことに決めました。

 

(使用する薬の副作用や、

相対する効果だった可能性を考えても

クッシングより先にアジソンの治療薬から

試してみようと思いました。

個人の考え方によると思います。)

 

↓フロリネフというお薬です↓

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試験的に2週間飲んでみて、

再度採血し内因性(血漿)ACTH濃度

測定して数値に改善があるか確認します。

 

いつもいつも

「経過を見守ることになりました」

と記録するたびに、

進展がないことに不安を感じていましたが

この時はやっと、1歩進めたような気がして

夫婦揃ってホッとしたのを覚えています。

 

病気が見つかれば当然そこからが

本当のスタートになるわけですが...

それでも、大事なてまりの

多飲多尿の原因に少しでも近づけたかもと思うと

多少安心する部分がありました。

 

そして、経験豊富でしっかりと

てまりの現況把握しようと努めてくださる

獣医師の先生に診てもらうことができて

安心できたのも大きな前進でした。

 

てまり、慣れない病院での検査も

頑張ってくれて本当にありがとう...!

 

薬を使用して2週間後の

内因性(血漿)ACTH濃度測定の結果は

今後また詳しく書いていきます。

 

 

以上、【子犬】アジソン病の疑いと検査【多飲多尿】でした。

読んでいただきありがとうございました。

 

前回クッシング症候群の検査を受けた記録は

↓こちらから読んでいただけると嬉しいです↓ 

temari-pome.hatenablog.com