わんちゃんってこんなにおみず飲みますか!?

暴れる子犬にも着けやすいハーネス【4種比較】

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こんにちは、菜絵です。

 

今回は我が家の暴れん坊ポメラニアン

てまり(当時生後5ヶ月)に

楽に着脱できるハーネスを求めて、

有名ブランド製品4種類を比較した結果をまとめていきます。

 

 

着脱しやすいハーネスを求めて

 

てまりはお散歩時の引っ張りが強く、

トレーナーさんとの練習でもなかなか治らないため

首輪でのお散歩を早くに断念しました。

首輪だと引っ張る力で喉を圧迫してしまい、

歩きだして数分でゼイゼイ言ってしまうからです。

 

そこで、てまりに合うハーネスを探し始めました。

 

もともと体に何かをつけられるのを

極端に嫌がるてまりでしたが、

成長とともに短時間であればじっとしてくれるようになりました。

(日々の練習としつけの効果が遅ればせながら出てきたようです。)

 

それでも散歩のたびに

飼い主が一人で短い時間で装着しようと思うと

ハーネスは慎重に選ぶ必要がありました。

 

さらにてまりは生後2ヶ月頃に

パピー用の、布製のリード一体型ハーネスを

めちゃくちゃに噛んで穴を開けたことがあります。

なのでリードと分離したハーネスで

なおかつ強度のありそうなものを試していくことにしました。

 

今回比較する4ブランド 

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左から順に

【Julius-K9】(ユリウス-K9)

【PRATIKO】(プラティコ)

【SPORN】(スポーン)

【PetSafe】(ペットセーフ)

です。 

 

今回はこちらの4ブランドの製品を比較していきます。

 

残念ながら

毛がもふもふゆえにハーネスが隠れてしまい

装着した状態のお写真はありませんが、

文字と表でしっかりお伝えしたいと思います!

 

【Julius-K9】(ユリウス-K9)

 

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商品名:パワーハーネス

 

ハンガリーの大手ドッグ用品ブランドです。

サイズやカラー展開が非常に豊富で、

しっかり愛犬のサイズを計っておけば

ほとんどどの犬種にも対応できる製品となっています。

 

あらかじめマジックテープ式の首部分を

愛犬のサイズに調節しておき、

首に掛け、脇の下でバックルを留めるタイプです。

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スポーティーでカッコ良い見た目と

アクティブな動きもに対応できるため

ドッグランなどのお出かけ用に使用している方を

多く見かけます。

柄やカラーバリエーションの豊富さも人気の理由です。

 

【PRATIKO】(プラティコ)

 

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商品名:エアーソフトハーネス

 

イタリアのドッグ用品ブランドです。

似た形の"トレ・ポンティ"という

ブランドが日本国内では流通しています。

ですがプラティコの方が小さいサイズに対応しているため

小柄なチワワやポメラニアンの子犬ちゃんは

トレ・ポンティよりもこちらを選んだ方が安心です。

 

バックルが2箇所にあり、

両前脚を通して背中で留めるパターンと

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首に掛け脇の下で留めるパターンで

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愛犬の嫌がりにくい着脱方式を選ぶことができます。

 

首回りはメッシュで蒸れにくく、

夏場も安心して使用できます。

 

【SPORN】(スポーン)

 

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商品名:メッシュハーネス

 

(おそらく)アメリカ製のハーネスです。

 

お散歩時の引っ張り対策ハーネスとして

ペットショップなどで市販されていることで

おなじみだと思います。

引っ張る力で前足が浮く構造になっており、

呼吸が苦しくないのに引っ張らない!というのが

パッケージでアピールされています。

 

赤い部分を首に掛け、

足を片方ずつ通す必要があります。

黒いふわふわ部分を左右の脇の下にくぐらせます。

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背中側はコードストッパーになっていて

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引きしぼる形で愛犬にフィットさせる仕様です。

 

脇の下を通る部分に

ふわふわの柔らかい布地が付いていて

胴回りが擦れにくく、

装着時の不快感は少ないのかもしれません。

 

【PetSafe】(ペットセーフ)

 

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商品名:イージーウォークハーネス

 

アメリカのブランド「プレミア」から

販売されていたものですが企業合併により

「ペットセーフ」へとブランド名が変わりました。

 

引っ張り癖に速攻!とアピールした商品です。

他の3製品と異なり、

リードをつなぐDカンが胸部にあるのが特徴です。

胸にリードを繋ぐことにより、

わんちゃんが引っ張ろうとすると

自然と方向転換してしまうため

引っ張り癖が治る、という理論のようです。

 

プラティコ同様、バックルが2箇所にあり

前脚を通し背中で留めるパターンと

(黒い部分が脇の下です)

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首に掛け脇の下で留めるパターンで

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その子に合わせた装着方法を選ぶことができます。

 

余計なアクセサリが一切ないぶん

軽量でよりタイトにフィットさせることができます。

 

結論からドン!!

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様々なシチュエーションでの着脱を繰り返し、

最終的に我が家で日常のお散歩用に採用したのは

「プラティコ」です!

 

↓毛の隙間からどうにかハーネスの見える写真↓

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決め手はバランスの良さでした。

飼い主が一人でもササッと装着できること、

外す際に愛犬が暴れてもスムーズに体が抜けること、

装着中に引っ張っても息が切れないこと、

これら全てにおいて

「プラティコ」が1番優れていると感じました。

 

詳細については以下で徹底的に比較していきます。

ぜひ最後まで読んで頂けたら嬉しいです。

 

ポイントごとの比較

 

装着のしやすさ

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今回の比較で最も重要なポイントである

装着のしやすさですが...

第1位プラティコでした!

 

首掛け式でも、前足を通す式でも

どちらでも対応できるのが本当にありがたいです。

 

我が家は首回りの異物を嫌がりやすいので

もっぱら前足を通して背中でカチャっとする方で使用しています。

 

同じ方式を採用している

ペットセーフも装着しやすいのですが、

素材が柔らかいベルトなので

くたっとしてしまいバックルが少々留めづらいです。

しっかり形状を保てるプラティコに

惜しくも敗れ、2位となりました。

 

ユリウスK9

首を通した段階で暴れられると

脇の下のバックルをなかなか留めることができず

残念ながら3位となりました。

 

スポーンに関しては

首掛け後にさらに片足ずつ通さねばならず、

嫌がる子犬相手に1人で装着するのは

極めて難しかったため圏外とさせていただきました。

 

土日などに家族の手助けがあれば

おやつで気をひく人と、装着する人に分かれ

協力して装着することができると思います。

(もしくはしつけでマテをマスターできている子であれば...)

今回の比較は暴れやすい子犬相手に

飼い主1人で装着することを前提としているため

ランク外とします。

 

脱がせやすさ

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脱がせやすさに関しては、

プラティコペットセーフ

同率1位で脱がせやすかったです。

 

というのも背中側にバックルがあるぶん、

多少暴れてもすぐにカチャっと外すことができ

あとは足元に落ちたハーネスを回収すれば完了です。

首を抜く必要がないため、

非常に脱がせやすいハーネスでした。

 

逆に脱がせにくかったのはユリウスK9でした。

体格に合わせて首回りを調節しておく必要があるので

脱ぐときに暴れると少々顎や耳が引っかかり、

首を抜きにくいです。

 

実際にてまりも数回首に引っかかる異物感に

激怒していました。

そのため、おやつで気を引かないと

脱がせにくいハーネスだと感じてしまいました。

背中側がしっかりと硬い素材であることも、

首を抜きにくい要素なのだと思います。

エリザベスカラーなどを嫌がる子には向かない気がします。

 

同じ「首を抜く必要がある」点では

スポーンのハーネスのほうが

柔らかい素材のため首は抜きやすかったので

2位としました。

 

装着中にゼイゼイ言わない

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 装着中にてまりが引っ張ったり、

走ったりしても息切れがほぼなかったのは

プラティコでした。

メッシュ部分が柔らかく当たるので

喉への圧迫はほぼ無いように感じました。

胴回りしか調節できない作りのため、

首回りに少しのゆとりがあったことも

理由の一つかもしれません。

 

2位にはスポーンがランクインしています。

これは思っていた結果と違うのですが、

このハーネスを装着したまま引っ張って走ると

前足が浮く構造のため、喉への負荷がない代わりに

後ろ足で立ち上がってぴょんぴょん進もうとしてしまいました。

ゼイゼイ言わないのでランクインしたのですが

まともにお散歩ができたかというと微妙です。

 

そしてユリウスK9ペットセーフ

同率3位となりました。

首輪ほどではないものの、

少しテンションがかかると

ゼイゼイ言ってしまいました。

どちらも首回りがベルトのみなので

喉への圧力はどうしてもかかってしまうようでした。

 

すり抜けの心配なし 

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今回比較した4種類は

それぞれ実際に装着してお散歩に数回行っています。

 

進行方向へのひっぱりや、

立ち止まってイヤイヤする逆ひっぱりで

すり抜けたハーネスは1つもありませんでした。

 

ですが、心配になる瞬間があったのは

プラティコでした。

首回りの調整ができない仕様のため

多少のゆとりがうまれてしまい、

下顎を首部分のメッシュに引っ掛けて

ハーネスそのものを噛んで遊びだしたのです。

下顎だけでなく顔がすり抜けてしまったらと思うと

少々不安になりました。

 

これはてまりの体格とハーネスのサイズが

うまくフィットしていないからなのか、

ジャストサイズでも首回りに

少し余裕のある仕様なのかがわかりませんでした。

 

実際にはすり抜けてはいませんが、

他3製品が首回りも調整可能だったことから

プラティコに関してのみ不安を感じてしまい

減点要素となってしまいました。

 

逆に、すり抜けの心配が1番なかったのは

ペットセーフのイージーウォークハーネスでした。

ベルトしかないためジャストサイズに

調整しやすく、抜けられる隙間が無いように感じました。

 

残り2製品は甲乙つけがたいので

同率2位としています。

※あくまで個人の感想です。

 すり抜け予防のためしっかり体格に合わせて調整し

 屋内で歩行テストをしてからお散歩に使用することを

 おすすめいたします。

 

最終ジャッジ&ひと工夫

 

最終ジャッジとして

我が家で日常使いするハーネスは

プラティコ」に決まりました。

しかし、前述の通りすり抜けの不安が残ります。

 

そこで後日ひと工夫し、

2股のリード首輪も同時に装着することにしました。

こうすることで、もしもハーネスが

すっぽ抜けてしまっても首輪でつながっているので

お外ではぐれてしまう危険が回避できます。

 

首輪側のリードを長く調節し、

ハーネス側のリードを少し短めにすることで

実際に負荷がかかる部分をハーネスのみにでき

喉への圧迫をなくすことができました。

これでゼイゼイ言わずにお散歩ができています。

 

2股リードの選び方使用感については

また別記事にてまとめたいと思います。

 

そして今回の比較基準では

獲得星が最も少なくなってしまった

ユリウスK9」ですが...

どんなに活発に動いてもねじれたりせず

金具もしっかりしていてリードが体に絡まりにくいため

走り回ることが想定されるパピー教室

外遊びの日には大変重宝しています。

残念ながら装着しやすいとは言えませんでしたが、

家族の協力があれば使い勝手の良いハーネスでした。

 

ユリウスK9を使用して参加したしつけ教室の様子は

↓過去の記事↓からぜひ。

 

その他の2製品に関しては、

引っ張り癖の矯正用として使用していくべきか

現在トレーナーさんと相談中です。

 

今回比較した製品はどれも強度が高く、

それぞれの良さがありました。

暴れる子犬に装着する前提でなく

しっかりマテのできる成犬用であれば

MVPも変わってきたかと思います。

 

ぜひ、

子犬が嫌がってハーネスを着けさせてくれない!

という方に参考にしていただければ嬉しい限りです。

 

 

以上、暴れる子犬にも着けやすいハーネス【4種比較】でした!

お読みいただきありがとうございました。