避妊と乳歯の抜歯手術【子犬】
こんにちは!菜絵です。
今回はてまりが生後9ヶ月でようやく受けることが叶った避妊手術&乳歯の抜歯についてまとめていきたいと思います。
避妊と乳歯の抜歯手術
手術が必要な理由
我が家では、てまりをお迎えする時から、
時期が来たら避妊手術を受けさせようねと
決めていました。
その主たる理由は
◇出産させる予定がない
◇子宮や乳腺の病気予防
の2つでした。
「出産させる予定がない」というのは
いかにも人間都合でかわいそうな気もしますが、
実際、素人が繁殖を試みることは
乱繁殖や遺伝病のリスクが管理しきれず、
愛犬にも大きな負担をかけてしまいかねません。
もちろん最愛のてまりの子犬が産まれたら、
可愛いに決まっていますが(親バカ)...
私たち夫婦はわんちゃんとの暮らし自体が
初めてなので、無謀に繁殖は考えず
てまりとの日々をとにかく大切に過ごそうと決めていました。
そして最も大きな理由となったのが
「子宮や乳腺の病気予防」です。
これは乳腺腫瘍や子宮蓄膿症など、
女の子特有の病気を未然に防ぐために
避妊手術をしておこうというものです。
乳腺腫瘍の予防に関しては、
初のヒートが来るより前に手術すれば約99%、
2度目のヒートの前であれば約94%
予防できると言われています。(諸説あります)
数パーセントではありますが、より効果の高い時期に
手術を受けさせてあげたいと思っていました。
また、避妊をしていない子には発情期(ヒート)があり
この時期に感じるストレスは大きく、
散歩中にオスのわんちゃんが駆け寄ってきてしまったり、
それに気が立っているメスのわんちゃんが反撃し
喧嘩になってしまうこともあるそうです。
そうしたストレス緩和の意味合いでも、避妊手術は有効です。
アジソンを否定できるなら
クッシングやアジソンの可能性が浮上してから、
てまりの避妊手術を半ば諦めていました。
アジソン病であれば
過度なストレスにより命に関わるショック症状(アジソンクリーゼ)を起こしかねないため、麻酔や手術が非常にリスキーだからです。
もちろんその子のストレスへの耐性を
しっかり見極めて、長期的にホルモン値の
安定した状態を保てていれば、
いつかは手術も可能になります。
でもてまりは乳歯もたくさん残っていて、
いつか抜くことができてもきっと
歯並びに影響しちゃうな、心配だな、と
常々思っていました。
ですがここにきて
アジソンの疑いを否定できそうなんです。
(詳細は 前回記事 をご覧ください)
手術...できる...!?
さっそく先生に相談しました。
答えはイエス。
現状、先生はアジソンの可能性を除外できると考えておられました。
そして、もしもアジソンであっても
今のてまりは状態がとても良いこと。
万が一アジソンクリーゼが起きても全力で対処すると
お約束してくださったこと。
この先生を信じたいと
心から思えたので手術をお願いする運びとなりました。
術後
手術前夜に、痛み止めのお薬を飲んでもらい、
当日は朝ごはんを抜いて病院へ。
そしてお預けして半日。
手術は無事終わり、お腹も綺麗に縫っていただけました。
乳歯も5本抜けたよ〜!
↓コツコツ拾っていた乳歯コレクション+5↓
術後、目を覚ましたと連絡いただいた時の
安心安堵の脱力感がすごかったです。
病院で1泊して安静にしてもらい
翌日お迎えに行きました。
エリザベスカラーがお花のように咲いていて、
襟周りが少し気になるみたいだけど
めちゃくちゃ元気!!!!
帰宅早々走り回ってました(笑)
よかったねてまりーーー!
(;ω;)ホッ
😌
傷の予後もよく、
抜糸のいらない糸だったので、
術後すぐでもあまり痛々しくない見た目。
乾燥して痒くなったり引きつらないように
しばらくは朝晩、少しのワセリンを塗ってました。
そしたら数週でこんなに綺麗に!
先生が湿潤を推してた理由がすごくよくわかりました!
12月に入った今では
よ〜く見てもどこを切ったかわからないくらい
綺麗なお腹になりました。
乳歯が邪魔してめちゃめちゃに生えてしまった
上下の犬歯も、ほんのちょっとずつですが
正しい位置におさまっていきそうです。
先生、クリニックの皆さん、
ほんとうに!本当に!ありがとうございます!!
手術後に感じたこと
正直、手術の前日は
痛い思いをして、今後もし病院に行くのを怖がるようになったらどうしよう...とか、
痛みから攻撃的になったらどう接したら良いんだろう...とか色々とネガティブな想像もしてしまっていました。
結果、全く心配なしでした!!!
いつも通りのてまりで帰って来てくれましたし、
その後の通院も嫌がらず、怖がってもいません。
術後ケアのa/d缶をいただきましたが、
おいしそうに完食していました。
しっかりカロリーが取れて良い感じです。
今までに様々な検査を受け、
アジソンではないと信じられるエビデンスが揃ったことで今回手術に踏み切ることができ、本当に良かったと思っています。
多飲多尿の原因が不明だったことにより
平均的な子犬の避妊の時期より遅れ、
生後9ヶ月になってやっと受けられた手術でした。
それでも幸い、初回のヒートには
ぎりぎり間に合いました。
子宮や乳腺系の病気の心配がなくなり
とにかくホッとしています。
てまり、元気で帰って来てくれて
本当に本当にありがとうね。大好きだよ。
↓手術前日のおさんぽ↓
以上、避妊と乳歯の抜歯手術でした!
読んでいただきありがとうございました。
アジソン病の疑いを否定するまでの流れをまとめた
↓前回記事はこちらから↓