わんちゃんってこんなにおみず飲みますか!?

【子犬の噛み癖対策】

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こんにちは!菜絵です。

今回は子犬の噛み癖について書いていきます。

成犬の、完全に癖づいてしまった「噛み癖」ではなく

「子犬の噛む習慣」について、

理由と対策、実践した結果などをまとめていきます。

 

 

噛み癖とは

 

わんちゃんとの暮らしを始めると、

誰しも一度は子犬の噛み癖に悩むのではないでしょうか!?

噛まないわんちゃん...いるのかなぁ...?

 

通っていたしつけ教室でも、

新しく来られた方が必ず相談されていたのが

「トイレトレーニング」

「噛み癖(甘噛みor本噛み)」

についてでした。

 

ですが、子犬の

「なんでも口に入れて噛んでみようとする行為」は

まだ「噛み癖」ではないのです。

 

そうした行動を矯正できず、

欲しいもの=噛む

やめてほしい=噛む

など、主張攻撃、反撃の手段として

「噛む」ことが癖づいてしまった場合

それが「噛み癖」です。

 

子犬はなぜ噛むの?

 

大きな理由としては

・好奇心

 (知らないものの感触を確かめようとしている)

・歯がムズムズする

・コミュニケーションをとりたい

・おもちゃだと思っている

などが挙げられます。

 

そもそもわんちゃんは"噛むこと"

大好きな生き物です!

さらに子犬はなんでも口に入れてみる習慣があります。

新しく見た家具などをまず噛んでみる、というのは至って健全なリアクションなのです。

 

人の手足については、たいていの場合

コミュニケーションをとりたい気持ちから噛んでしまいます。

興奮や嬉しさ、恐怖など感情のコントロールがまだまだ未熟ですので、条件反射として「噛む」という行動になってしまっている場合がほとんどです。

 

通常、犬社会の中では

子犬期を親兄弟と過ごしながら

噛み合ってじゃれ合い、痛みのボーダーを知ります。 

強く噛みすぎた場合は母犬や兄弟犬に

吠えられたり、唸られたりすることで

「これ以上はダメなんだ」というラインを学ぶのです。

親兄弟と離れてお家にやってきた子犬が

このボーダーが曖昧になってしまうのは当たり前なのです。

 

しかし、いくら当然の行動とはいえ、

人との暮らしの中では

「噛んではいけない」

ことを学んでもらわなくてはいけません。

 

「噛む」ことを続けたまま

成犬になってしまわないよう、

飼い主さんがしっかりと対策していく必要があります。

 

「噛み癖」の予防策

 噛みたい欲求を満たす

 

子犬が噛む理由のひとつである

・歯がムズムズする

については、

「噛んで良いもの」を与えてあげることで改善する場合があります。

 

噛むためのおもちゃ

いわゆる"歯がため"のような

「噛んでも良いおもちゃ」を与えて噛みたい欲求を満たしてあげましょう。

 

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 ↑我が家は最初にこれを与えました↑

食いつきはよかったですが、途中から穴に鼻を引っ掛けて投げ飛ばす遊びを気に入り、あまり噛んでくれなくなりました...!笑

 

その後色々と試しまして

一番「噛んで」遊んでくれたのは 

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↓こちら↓ 

ウッディアントラーという木の棒を模したおもちゃです。

※かじり続けると表面がかなりささくれます。

傷みがひどくなる度に買い換えて現在も使用しています。

 

噛み応えのあるおやつ

わんちゃんの噛むおやつというと

堅い骨のようなものを想像しますが、

子犬はまだ歯が生えそろっていなかったり、生え変わりの途中なのであまり堅すぎるものを噛ませるのは良くないです。

柔らかめの鳥アキレスなどから初めて、徐々に堅いものに慣らしていきましょう。

また、与える場合は現在の月齢から食べられるものであるか、パッケージの注意書きをよく確認した上で飼い主さんの手から与えてくださいね。

 

子犬は自分の飲み込める大きさを

きちんと把握できておらず、 

大きいままのおやつを飲み込もうとすることが多々あります。

堅いものは尚更、飲み込みに注意して与えてください。

 

添加物の少ない干し芋系や、

子犬用のデンタルガムなどもおすすめです。

 

噛み癖防止スプレー

 

家具や家電のコードなど、

噛んで欲しくないものへあらかじめ塗布して

噛み癖を防止するスプレーがあります。

 

噛み癖防止スプレーの代表格は

「ビターアップル」です。

熟す前のリンゴの皮に含まれる

天然の苦味成分から作られた、

安全かつ高い効果で人気を誇る商品です。

 

よく噛む部位にスプレーしておき、

愛犬が自分から噛んで嫌な思いをするのを待ちます。

 

このとき大切なのは、

飼い主が何かした

  ↓

その結果嫌な思いをした

と絶対に思わせないことです。

わんちゃんの見ていないところでこっそりスプレーしましょう。

また、自分から噛んで苦味に気づかないと意味がありませんので、無理強いせずそっと見守りましょう。

 

また、塗った部分を舐めとってしまったり

乾燥することで効果が無くなりますので、

わんちゃんが噛まなくなるまで

毎日塗り直す必要があります。

 

味覚の個体差や、苦味に耐性のあるわんちゃんもいます。

ですので、塗布したからと過信せずに

家電のコードなどの危険なものを噛む様子がないか日々しっかりとわんちゃんを見守り、確認してあげてくださいね。

 

コードカバーや耐嚙みコード

 

わんちゃんが噛むと非常に危険な電気コードですが、事故を予防するためのアイテムがいくつか市販されています。

 

コードに巻きつけて表面を保護

さらに、わんちゃんが噛むと苦い思いをして

癖づかないようにするコードカバー

大手メーカーのドギーマンハヤシさんから販売されています。

↓商品はこちら↓

 

また、延長コードなど、

どうしても伸ばしておかなくてはならないものは

コードそのものの耐久を上げるのが効果的です。

"耐噛み"性能を高めたコードが

同じくドギーマンハヤシさんから販売されています。

↓商品はこちらから↓

このハードタップは我が家でも使用しています。

 

いたずら好きでコンセントを抜きたがる

先住の"なぎ"にも、とても効果的でした。

L字のコンセントは抜きにくいようで

使用から半年近く経つ今では抜こうとするのをあきらめて、いたずらしなくなりました。

※あくまで我が家のケースです!

器用な猫ちゃんはご注意ください。

 

甘噛みは本当にやめさせるべきなのか

 

子犬の甘噛みは、

「可愛いからと看過していると

本噛みに繋がるのでやめさせなくてはならない」

と書いてあるしつけ本が多いと思います。

 

これは考え方が非常に分かれる部分であり、

しつけ教室のインストラクターさんによっても

指導方針がバラバラです。

 

素人が生意気言うようですが、

私個人としては、

「甘噛みを完全にやめさせる」

よりも

「これ以上は痛いんだよ」

と言うことを教える方が現実的、かつ

実践しやすいように感じています。

※あくまで個人の見解です

 

甘噛みを一切しないようにする方法として、

教室で指導される内容や

しつけ本に書いてある内容は

「手や足に歯を当てないようにさせる」

というものがほどんどです。

歯が当たったら、たとえ噛んでいなくても

「痛い!」や「ノー!」を伝え、

遊びを中断したり

無視をしたり...というものです。

 

初めは、我々も本の通りに

実践してみようという気持ちでいました。

 

しかし、我が家のてまりは

お家にきた当初、

自分から甘噛みこそするものの

飼い主の意思で口元を触られることを

かなり激しく嫌がる子でした。

嫌がると言うより怒っていました。

こちらからマズルを触りに行くと唸り、噛もうとし、

そのあと数分は顔の近くに手を近づけるだけでも警戒していました。

 

そんな子がある日、

私たちの意思でマズル触ってもキレず

歯磨きジェルを塗った指を口に入れさせてくれた時、

多少甘噛みしてきましたが

「ここで叱ってはいけない!」と感じました。

 

生後2〜3ヶ月頃から

指歯磨きをするようになると、

歯を触る必要はどうしてもでてきます。

口元を触ること、歯を触られることに

嫌なイメージを持って欲しくないんです。

 

口元や歯を触らせてくれるように教えながら、

並行して甘噛みだけを完全にやめさせる

ことはとても難しいです。

我々の力量不足かもしれませんが...。

 

こうした経緯から、我が家では

"完全に噛ませない"ということを諦め、

甘噛みが少しでも強くなったら

(痛いと感じるよりも前に)

「ノー!」や「痛い!」で教えていくことにしました。

 

噛むことが癖づいてしまったら

 

もしも既に噛むことが癖づいてしまっていて、

本気で噛むことを知ってしまったわんちゃんの場合は、ご家族だけで解決しようとするのは危険です。

必ず専門のトレーナーさんにご相談なさってください。

 

我が家はまだ生後7ヶ月...

甘噛みを許し「痛いライン」を教えていく育て方を選択したことが、この先どう影響してくるか未知です。

今は、攻撃のために誰かを噛んだりすることはもちろんありませんし、

甘噛みが強くなりかけたら「痛い!」といえばシュンとして少し離れます。

 

ですが甘噛みすることに変わりはありません。

この先これが、エスカレートし

噛み癖となってしまうのであれば

飼い主として責任をもって問題行動の専門トレーナーさんにご相談し矯正に努めていきます。

 

それぞれのわんちゃんの性格

活発さにあわせて、噛み癖予防の

対策しつけ方針を決めていただけたらと思います。

 

 

以上、子犬の噛み癖対策についてでした。

読んでいただきありがとうございました。

 

子犬がベッドを噛みちぎる問題の

我が家の対策をまとめた前回の記事は

↓こちらから読んでいただけると嬉しいです↓

temari-pome.hatenablog.com