【対策】子犬がベッドをボロボロに【実験】
今回は多くの飼い主さんが悩んでいるであろう
子犬がベッドを噛みちぎる問題
について書いていきたいと思います。
子犬が犬用ベッドを噛む
噛めるものはなんでも噛んで遊ぶのが
遊びたい盛りの子犬ですよね。
わんちゃん用のベッドを用意しても
すぐにボロボロにされてしまうのは我が家だけではないと思います。
中の綿を食べてしまうのが心配で
破けるたびに繕っていましたがそれもすぐ噛んで解いてしまいます。
なので少し破けたら買い換え...
ということを繰り返していましたが、
１ヶ月の間に２個も３個も買っていたのでは
かなりコスパが悪い...！
しかも完全に"寝ることもできるおもちゃ"感覚なので
壊せば新しい"おもちゃ"がもらえると思ってしまうのは教育上、良くないですよね。
また、噛む以外にもわんちゃん特有の
"寝る前掘り掘り"※
によって破壊されてしまうこともしばしば...！
そこで我が家は、
「どんなベッドなら長持ちするのか」
様々な材質のベッドを試してみました。
※寝る前にわんちゃんが見せる行動の一つ。
自分の匂いをしっかりつけるためだったり、巣穴を掘っていた頃の名残で、寝床を納得できる状態に整えたくて掘っているでは？と言われている行動です。
なぜ噛むの？
わんちゃんがベッドを噛んで破壊してしまうのはなぜでしょうか。
多くの場合は
・噛み心地が良い
・噛んだら中から何か(綿)が出てきて楽しい
・飼い主の慌てる様子が楽しい
などなど、遊びの一環として噛んでいます。
その他には、
・生え変わりで歯がかゆい
といった理由の場合は
永久歯が生え揃うまでの子犬期だけ
そのような行動が見られる子もいます。
ベッドを変えずに対策するには？
わんちゃんが今使っているベッドで
「噛む楽しさ」を覚えてしまっていたら
矯正はほぼ不可能です。
子犬であればあるほど、まだ飼い主の
「ノー」や「ダメ」の意味を理解していないので
叱ったり注意しても
全く意味をなさないのです。
ただし、噛む場所が
毎回一定の部位のみ
(タグやワッペン、刺繍の部分など)
なのであれば
噛み癖対策スプレー
を使用することで改善が期待できます。
代表的なものがビターアップルですね。
ベッド全面のように
範囲が広い&布地が液を吸い込んでしまうものは
あまり効果が期待できませんので
あくまでピンポイントに噛む場合のみ、
試してみるのが良いと思います。
この他、
家具や手足などの噛み癖対策については
後日改めて詳しく書きます！
最強のベッドを探す
前提として、我が家のてまりは
結構神経が太めのようで(笑)
どんなベッドでも構わず寝られる子です。
なので「寝てくれなかった」「気に入らなかった」などのレビューは一切気にせず、ひたすら強度重視で
"噛み癖に負けないベッド"
を求めて色々な素材を試しました。
てまりvs異素材ベッド
◇ 初代さん
てまりをお迎えする際に「いつも使っていたもの」として頂いたベッドです。
生後２ヶ月〜３ヶ月頃はこのベッドで寝ていました。
寝る面は噛んだり掘り掘りしても破れず強度は高かったです。
(当時生後２ヶ月だったので、てまりの噛む力がそこまで強くなかったためかもしれません。)
ですが下に潜って遊ぶことを覚え、裏底面の薄いポリエステル部分を破って綿を食べてしまいました。
後から調べたところ「ハヤブサ」というメーカーさんの「和みシリーズ」のようです。てまりがいたく気に入っていたので再購入も考えましたが販売終了しており、入手できませんでした。
◇ドーム型さん
てまりは場所にこだわらず寝られる子ですが、眠り自体は深くないようで、物音や人の気配ですぐに起きてしまいます。なので少しでも覆われていれば巣穴感覚で安眠できるかな？と導入したのがドーム型のペットベッドでした。
これは１ヶ月近くもったので強度は高かったです。
※屋根がある分か、お値段も通常のベッドより高かったです！笑
ただし、覗き込まないと様子が見えないので少し傷んできたころに特に注意が必要です。密かに奥の方を破り、綿を大量に食べてしまっていた！なんてことにならないよう、ペチャペチャと舐めるような音がしたり、何か食べているような動きをした時はすぐに内部を確認し破損箇所がないかチェックしてあげてください。
最終的にてまりは、敷きクッションではなく、ドーム屋根の内側部分を食いちぎってスポンジを取り出してしまいました。
◇ふわふわリーズナブルさん
写真はAmazonさんの商品画像です。
少しお高めのドームベッドが破壊されたショックから、今度はリーズナブルなベッドを使い捨てていくのはどうか！？と考えました。
オンラインで注文したものなので素材感がいまいちピンとこないまま商品が到着したのですが、同じボアでも初代さんとは密度？が全然違い隙間が多く、お値段相応だなぁと感じました。
そして、与えて早々ボアの毛束を引き抜いて食べてしまい、ベッドとして使用できませんでした。翌日、便からボアの毛束がたくさん出てきました。残念！
◇ボリュームさん
某ペットショップさんのPB商品だったと思います。
てまりをお迎えするにあたって
夫婦で色々とお店をまわり、選んで購入してあったのですが...
「初代さん」をてまりと一緒にいただいたのでこちらはお蔵入りしていました。
生後５ヶ月頃になりようやく日の目をみました！
手触りも硬めで、試した中で一番生地の厚みがありました。
寝る面の強度も高く、掘り掘りにも耐え、食い破ることはありませんでしたが...側面の編み地から糸を一本づつ引き抜いて食べることを覚えてしまいました。全面同じ素材だったら間違いなく我が家が試した中で最強のベッドだったと思います。
対策として側面にビターアップルを塗布し続けましたが改善なく、ほぼ毎日便から糸くずが回収されるようになり、使用開始から１ヶ月弱で仕方なくお別れしました。
◇白くまさん
全体写真が残っていませんでしたが、
「adorable Pet's」というブランドの「クッションマット」でした。
買う前から柔らかで強度は期待していなかったのですが、暑くなってきた時期なので接触冷感を取り入れてみました。フチの部分は生地も中のクッションももちもちで気持ち良い手触りでした。てまりも、フチのもちもちが気に入ったようで顎を乗せて寝るようになりました。
最初は何回か噛んだようですが、柔らかすぎて？噛み心地が良くないらしく、食い破ることはありませんでした。意外と長持ち、１ヶ月ほどもちました。
最終的には、度重なる掘り掘りで寝る面が裂けてしまいお別れとなりました。
◇ダイソーの500円ベッドさん
これも接触冷感のもので、なにしろリーズナブルだったので試してみました。
２週間ほど噛みつきにも掘り掘りにも耐えてくれましたが、３週目に裏底面の不織布を噛みちぎって綿を大量に引っ張り出してしまいました。
お値段から考えると大健闘してくれたと思います！
我々が驚くほど次から次へと脆弱性を突いてくるてまり...デバッガー向きな気がします(笑)
◇デニムさん←New
現段階では
我が家での最長使用記録を保持しているベッドです。
１ヶ月半は傷まず使えました。
アゴ乗せできるフチの部分がしっかりしたデニム生地で、てまりがどんなに噛んでも引っ掻いても破けませんでした。
寝る面は接触冷感で若干薄手の生地なので、最終的に掘り掘りに負けてしまいました...が、しっかりと細かい星型にキルティングされているので、中で綿が縫いとめられているんです！なので一気に大量に引っ張り出すことができず、発見した時の綿の散らかり具合が全然違いました。
発見の翌日、便から回収した綿もほんの少しでした。
破かないに越したことはないのですが、目を離した隙に破いてしまう可能性を考えると一番被害が最小限で済むベッドだと感じました。
別のペットショップで購入したので気づきませんでしたが、これも白くまさんと同じ「adorable Pet's」というブランドものでした。
ブランケットという選択肢
色々試した私たちですが、
結局どれも
約１ヶ月ごとに買い換えてる...！
コスパ悪いことこの上ないです。
しかも、毎回うんちで出るとはいえ、
誤食も非常に心配です。
どうしてもてまりは
"脆いところを崩したい"タイプのようなので...
いっそベッドを撤去してはどうか💡
という結論に至りました。
でも床面に直接だと硬いかな...？ということで
我が家はブランケットにシフトしました。
現役最強選手
現在、ホームセンターで購入した
冷感ブランケット２枚を
数日おきに洗い替えながら使用しています。
↓その２枚がこちら↓
水色の方は２つ折りにちょうど良い大判で、
裏がパイル地になっています。
パイル地は糸を引っ張り出して遊んでしまうので、出た糸を定期的にカットし使っています。
もう少し経つとパイル面が限界かな...という感じです。
そして、ベージュのものが
現役最強選手！です！！
裏表硬めのポリエステル素材で
クレート就寝させる際に折る必要ないジャストサイズです。
今のところ掘り掘りにも耐えていて、傷んだ様子も見られません。
お値段も480円程度でしたので使用感、コスパともに最強です。
また、寝心地は本人しかわからない部分ですが、
ベッドを撤去しブランケットに変えても特に不服そうな様子はありませんでした。寝付くまでの時間も変わらないように思います。
自分で掘り掘りしながら、好きなように丸めてその上で上手に寝ています。
わんちゃんは寝床作りが上手なようです。
戦いは続く
今は夏場なので薄手のブランケットで十分ですが、冬場になってくると防寒対策が必要になります。
ふわふわ素材のブランケットに切り替わるとまた噛んだり、引きちぎったりボロボロにしてしまう可能性があるのが心配です。強度だけでなく防寒性も含めて再検討し、ベッドに戻す必要が出てくるかもしれません。
子犬のやんちゃさに負けない
安全でコスパ良しのベッド探しは
まだまだ続きます...！
以上、【対策】子犬がベッドをボロボロに【実験】でした。
読んでいただきありがとうございました。
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