お迎えしたばかりの子犬のごはんとおみず
こんにちは!
今回は、子犬のごはんとおみずについて書いていきます!
お家にお迎えしたその日から絶対に必要なのが、
前回少しお話ししたケージ類、トイレ周り一式と
ごはんとおみずですよね。
それぞれまとめながら書いていきます。
ごはん
◇なにを与えたら良い!?
我が家はてまりを迎えに行ったペットショップさんから
「今食べているフードは○○、昨日までの量は○g」
と記載されたメモをいただいて帰りました。
基本はどのショップさんでも、ブリーダーさんでも、
子犬用のドライフードを水やぬるま湯でふやかしたものを推奨されると思います。
ぜひお迎えに行った先で、今まで食べていたフードを確認し
同じものを用意してあげると良いでしょう。
ただ、おすすめされたフードの質が心配な場合や、評判の良い別ブランドのフードで育てていきたい!と思われる場合もあるかと思います。
まだ免疫や消化機能が整っていない子犬に突然
全く別のものを与えてしまうと消化不良や下痢の原因になってしまいます。
お家に来てすぐはただでさえ環境が変わったことで
お腹の調子を悪くしてしまう子や食欲の落ちてしまう子が多いので、
初めは食べ慣れたものを用意してあげて、お家に慣れて来たら少しづつ切り替えてあげるのがわんちゃんにとって負担が少なくて良いかと思います。
フード選びや切り替えについては
我が家もとっても悩んだ部分なので、また別の記事で詳しく書いていきたいと思います。
◇どうやって与える?
一般的に生後2〜6ヶ月頃のわんちゃんに推奨されるのは
「1日分の給与量を3〜4回に分け、ふやかして与える」
だと思います。
我が家の場合は
生後2ヶ月→1日4回 ふやかし30分
生後3ヶ月→1日3回 ふやかし15分
生後4ヶ月→1日3回 ふやかし5分
生後5ヶ月→1日3回 ふやかさず(ごく少量の水をかけるだけ)
という感じで、徐々にふやかし時間を変えて与えました。
ただ、生後○ヶ月を迎えた日から突然ふやかし時間を短くしてしまうと
硬いフードを消化できず未消化で吐いてしまったり、
そのままうんちに出てしまったりしたので
日に日に、時間を短くするよう心がけました。
ふやかし方ですが
器に一食分のフードを入れ、水またはぬるま湯でひたひたにします。
そして水分に浸ったフードに貼りつくように器の内面にラップをします。
当時の写真が残っていなかったので雑なイラストですが...
↑こんな感じ↑
そのまま時間を置いて、完成です!
この方法を知る前に普通にラップをかけたときは
完全にふやけるまで1時間程度かかってしまいましたが、
ラップを密着させることで、より短時間でふやかしフードを作れるようになりました。
なお、帰宅時間が遅くなってしまったり、
ふやかす時間をそんなに待てないよー!という場合は
手で触れるギリギリくらいのお湯で時短ふやかしも可能でした。
熱湯だとフードに含まれる栄養素を壊してしまう可能性もあるようですし、
なによりわんちゃんが食べられる温度に冷めるまで結局待たなくてはいけないので
"手で触れるギリギリのお湯"がちょうど良いと感じました。
ちなみに、てまりの場合、
5ヶ月頃にはふやかしをやめても問題なく消化できるようになりましたが
現在(生後7ヶ月)に至るまでずっとごく少量のお水をかけて与えています。
その理由は...
早食い防止のフードボウルを使ってもものの数秒で食べきってしまうからです!!
もともと非常に食欲が旺盛な子で、病院の先生やしつけ教室のインストラクターさんに「生後半年頃には食欲も少し落ち着きが出ると思うよ〜」と聞いていたにもかかわらず、ずーっと早食いです...!
しかもどうやらフードをふやかさなくなればなるほど
完食が早くなってきた...!ということで今でも水をかけています。
ほんの少し表面が湿っているだけでも滑り止め効果があるようで
5秒で食べきってしまうところを15秒くらいには伸ばせています。
それでも早いのです!振り返るともうお皿が空っぽ(笑)
◇食べてくれない時は...
てまりのように食欲旺盛な子ばかりではありませんよね。
通っていたパピークラスにも「どのフードも食いつきが悪くて困ってます」という子が数名いました。
まだ体がとても小さく、栄養が一番必要な時に
食べてくれないとなると飼い主さんは心配で心配でたまらないと思います。
そんな時は、
①匂いや食感を工夫する
②一時的に補助食も導入する
③どうしてもダメなら獣医さんに相談を!
の順番で試してみましょう。
もともとフードそのものはわんちゃんの嗜好性の高い匂いに作ってあると思います。
ただ、冷えたお水でふやかしたり、ふやかしを冷蔵庫で保存していると
匂いが弱くなってしまい、食いつきが悪くなります。
ぬるま湯でふやかしたての、香りの強いタイミングで与えてみると食べてくれるかもしれません。
またはふやかしフードを固形のままではなくスプーンなどですりつぶし、
パテ状にしても食べやすくなります。
また、生後2、3ヶ月頃の離乳期なのであれば
ふやかしフードにさらに子犬用の粉ミルクをかけてあげるのも良いそうです。
我が家でも試飲用にいただいたものを振りかけたことがありますが、
甘くやさしい香りがして「いつもと少し違うごはん」になりました。
てまりがなんでもぺろっと食べる子なので食いつきは判断できませんが
粉ミルクは栄養価も高く、舐めてくれるだけでも
何も食べないよりはずっと良いので、食の細いわんちゃんは試してみても良いと思います。
※人間用の粉ミルクはわんちゃんの消化できない糖が含まれるので絶対ダメです!子犬用のものをお使いください。
そして、フードは総合栄養食が望ましいのですが、
どうしても食べてくれず衰弱が心配であれば
わんちゅーるなどの栄養補助食を試してみてください。
(対象月齢にご注意ください。1歳までの幼犬用があります。)
子犬は成犬ほど空腹に強くなく、
食事を摂れないと低血糖を起しやすくとても危険です。
子犬の低血糖は命に関わることもあります。
取り急ぎご自宅で試せるものを試していただき、少しでも何か口にしてもらってください。
どうしても食べてくれない場合は早急に獣医さんにご相談の上、血糖値が下がりすぎないよう処置をお願いしてくださいね。
おみず
◇どんな水を与えれば良いのか
基本は水道のお水でOKだそうです。
ただ、我が家は当時住んでいたアパートが少し古く
匂いが気になり、我々も浄水器を通したお水を飲んで生活していたため
てまり用のお水も、水道水を一度沸騰させて数時間冷ました
湯冷ましを使用していました。
前の晩に、翌日分を沸かして一晩冷ます感じです。
お水の交換頻度はご家庭によるかと思いますが、
我が家は毎日朝と晩に給水器を洗って、水を交換していました。
引越しを経て、水道のお水もおいしく飲める家に移ってからは
湯冷ましをやめて我々と同じ水道水を飲んでいます。
(特にお腹や体調に影響は感じませんでした。)
お腹の弱いわんちゃんや、カルキなどが心配な場合は
ペットショップやホームセンターにペット用のお水も売っています。
逆にわんちゃんに与えない方が良いのは
ミネラルウォーター(硬度の高いもの)です。
硬水に含まれるカルシウムやマグネシウムは
摂り過ぎると尿結石ができやすくなると言われています。
軟水は与えても大丈夫ですが、硬水には要注意ですね。
※水道水も地方によっては硬度の高いものもあるそうです。
お住いの地域の水質によって、与えるお水を選んでいただければと思います。
◇給水器はどんなものが良い?
給水器もいろいろな形がありますね。
わんちゃんの飲みやすさは、その子によって異なると思うので
人間側の都合のお話になります...
フードと同じようなボウルに新鮮なお水を入れておくのも良いのですが
遊びたい盛りのわんちゃんがケージの中で暴れると大惨事です...!
やんちゃな子犬におすすめなのは
ケージに取り付けるタイプのペットボトル給水器です!
↓我が家は最初にノズル式を購入しました。↓
爆睡てまりと見守る猫ちゃんです(笑)
次項でも書きますが
てまりはとてもお水を飲みたがる子で、
ノズル式でうまく飲めていなかったり
先端を噛んで遊んでしまう様子があったので
数日後にボウル式を購入しました!
最初は前足をつっこんでしまうことが何度かありました(笑)
でもケージに取り付けるタイプなので
完全にひっくり返してしまうことはなく、
ケージ内が水浸し!という事件は今まで起きていません。
様々なレビューを拝見しているとノズル式でうまく飲めないというわんちゃんも一定数おられるようです。
飲んでいる様子を見て、水がきちんと減っているか、
ちゃんと飲めているか確認してあげましょう。
我が家の先住猫ちゃんは↓こんな感じの↓
フィルター循環式の給水器で飲んでいるので
てまりにも同シリーズを検討していましたが、
たくさんお水を飲むこともあり、減った量がパッと見てわかる
ペットボトル給水器を現在も使用しています。
そして飲んだ量を日々記録しています。
適切な"おみずを飲む量"について詳細はこのあと記載します。
◇どのくらい飲むのが正常なのか
わんちゃんは1日にどのくらいをお水を飲むのか。
てまりをお迎えするまで考えたことがありませんでした。
一般に正常と言われる飲水量は
(体重kg×100)cc以内です。
1.5kgの子であれば150cc、2kgの子であれば200ccということですね。
それ以上飲んでいる場合は多飲となります。
多飲が症状として現れる病気も複数ありますので、たくさん飲む状態が続くようであれば獣医さんに相談してください。
※お迎えしたばかりの子は健康に問題がなくても一時的なストレスでたくさん飲むこともあり得ます。一時的なものなのか、多飲が続くかどうか、ぜひ確認してあげてください!
実際、我が家はてまりが体重700gほどでお迎えしたので
1日で70cc程度が適量であるにもかかわらず
大幅にオーバーした量を毎日飲んでいました。
(この頃だいたい日に300cc飲んでいました。)
お迎えして2〜3日後に「なんかお水の減りが早くない?」と気づき
獣医さんに相談し
その日に飲んだ量をアプリで毎日記録する生活を始めました。
このブログのタイトルでもある
「わんちゃんってこんなにおみず飲みますか!?」
は、私たちが最初に感じた衝撃でもありました。
もちろん正常なわんちゃんはこんなにおみず、飲まないのです...
ここからてまりの"多飲多尿わんちゃんライフ"が始まったのでした。
多飲多尿についてはこれからもたくさん書いていきます!
以上がお迎えしたばかりの子犬のごはんとおみずについてでした。
読んでいただきありがとうございました!
子犬のお迎え準備と、必要なものについて
実際に体験してみてわかったこと・感じたことを書いた前回の記事は
↓こちらから読んでいただけると嬉しいです↓